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  • hiramura1

クマの手カフェ 【カウンセリングの意義ってなに?】



学園が運営するクマの手カフェ。

繊細な人、心にトラウマを抱える人、ハラスメントを受けて弱っている人等々。

そんな人達が少しずつ立ち直り、新たな一歩を踏み出すためのお手伝いをしたいと思ったのが、この取り組みの出発点です。

コロナ禍の時でもあり。非対面非接触で、人と対することに気後れしている繊細な人たちも気兼ねなく働ける職場。

ハラスメントやいじめとは対極に位置するような、皆が自分を抑圧しない優しい職場を目指しています。

メディアなどいろいろと注目され、私たちスタッフも毎日忙しく立ち働いています。

そんな日々の中で気づき始めたことを今日は書いてみたいと思います。



元来私はとても共感力が強く、カウンセラーの勉強を始める前から友人や知り合い、家族などからよく相談を受けたりしていました。

学園でカウンセリングや心理学の勉強をして知識を得、それなりにスキルアップもして共感力にも磨きをかけていきました。

相変わらず周りの人からの相談にも乗り、私なりにカウンセラーの視点から受容したり気づきを促したり、その人の悩みの元を明確化し、認知のゆがみを修正するお手伝いをしたりということを行っていました。

そしてカフェがオープンし、私の人生史上最も多忙な時がやってきました。

連日、カフェの中の作業と材料調達や備品の管理etc慣れないことを含めての目の回るような忙しさ。





そんな時、ある友人からいつものように相談メールが来ました。

時間はないけれど彼女が悩んでいるならと、丁寧にいつも通り返信をし何度かのやり取りを経て、今私は人生史上一番忙しいことを伝えてまた時間ができたらゆっくりと話そうねと締めくくり、彼女も了解してエールを送ってくれました。

そして数日後また彼女からメールが来て、この間のことは時間ができたらでいいから今日はこれこれを聞いてほしいという内容、そして最後にまた慰めてほしいと書いてありました。

『慰め?』それを読んだ瞬間。

私は今まで何をしてきたのだろう・・・

彼女を慰めてきただけ?

いつもぐるぐると思考の渦から逃れられない彼女に少しでも生きやすくなるように、自分の感情を整理するための話をしていると思っていたのに・・・



受容と共感 ― ロジャーズが最も大切にするカウンセリングの第一番。

確かに弱っている人の心に寄り添うためにはとても大切なことです。

ただ、これだけでは人は立ち上がってはいけないということ。

あなたは大丈夫と認め続ける事と共に、本人が自らが持っている力に気づきそれを活かすことができ始めて、やっと本来の意味でのカウンセリングなのだということを、今更ながらに痛感した出来事でした。

クマの手カフェにはたくさんのアルバイトの人たちがいて、私たち学園サイドは彼らを励ましバックアップしていく使命があります。

今回のことを私自身の気づきとして、この事業に携わっていこうと思っています。


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